お店で食べるより美味しい麻婆豆腐の作り方
久々に日記を書きます。
まず、言い訳。8月に国家試験を受験いたしまして、時間的、気持ち的余裕が全くありませんでした。
そんなギューっとされた気持ちで過ごしたこの数ヶ月、、結果は残念なものでした。
終わるまでは来年の事なんて考えたくない!って思っていましたが、終わってしまったので、
早速来年のことを考えねばならず、また数ヶ月後にはあの抑圧された生活に戻らなくてはなりません(涙。
で、試験後一発目のテーマが麻婆豆腐になってしまい、なぜ?と言う感じなんですが、
それはさっき私が麻婆豆腐を食べたからです。そして、それが美味しくなかったから。
先日GoToトラベル恩恵で旅行をしてきたのですが(追って旅行の詳細は書きたいと思います)、
旅先で知り合った人と何故か麻婆豆腐の話になり、その人もかなりこだわりがあるようで話し込んでしまいました。
連絡先を交換ぜず別れてしまったので、きちんと作り方を説明してあげればよかったと後悔しています。
そんなことで、今書きたいと思ったわけです。
友達に麻婆豆腐を作る機会があり、きちんと研究した結果、
今では、自分の一番美味しく作れる料理は麻婆豆腐と言うべきだと思っています。
私は決して料理上手ではありませんが、セオリーさえ守れば必ず美味しくできるものなので、
なんかうまくいかないと思っている人には部分的にでもいいので試してほしいと思います。
簡単に手順を書きます。
《材料》(分量は適当です)
木綿豆腐 2丁
豚ひき肉 150g
長ネギ(5ミリくらいのみじん切り)
生姜 1かけ
にんにく 1かけ
ピー県豆板醤 大さじ1
豆豉 小さじ1(細かく刻む)
鶏ガラスープ 100ml
塩 ひとつまみ
醤油 大さじ1
花椒(ホール)10粒あれば十分(細かく刻む)
片栗粉 大さじ1(水に溶かす)
油 大さじ2
材料について、にんにくや生姜はなくてもいいと思ったりもしますが、
豆板醤は是非ピー県の物を使ってほしいです。
四川省のピー県産の豆板醤で普通の豆板醤よりねっとりとしていてまろやかな味わいです。
ネットでももちろん買えますし、中華街やアメ横でも購入できます。
普通の豆板醤をブレンドしてもいいです、
普通の豆板醤を使う感覚より、多く入れてしまって大丈夫です。
まず豆腐ですが、日本では絹で作るのが一般的だと思いますが、
私は美味しい麻婆豆腐では豆腐に主役になってほしいので、木綿を使います。
木綿を3センチ角くらいにカットします。
これを塩を入れたお湯で5分ほど湯がきます。そして水切りしておきます。
豆腐はすが立つし、沸騰させても大丈夫?と思いますが、全く問題ありません。
木綿を使いましたが、塩で茹でることで絹なのでは?と思うような滑らかな食感になります。
この工程で豆腐に下味が付き、味が染み込みやすくなります。
プライパンを熱します。
煙が出るくらいフライパンが熱せられたら、ひき肉を投入します。
調理中基本はずっと強火です。
ひき肉に焦げ目が付くくらいじっくりと炒めます。ひき肉から出てくる脂が透明になる頃を目安にしてください。
豆板醤、にんにく、生姜を加えて炒めます。
鶏ガラスープ(インスタントを使用する場合は溶かすお湯)を沸騰させておきます。
醤油、豆豉、鶏ガラスープを入れる
強火の中に沸騰しているお湯を投入しているので、フライパンの中は大騒ぎになりますが、
この工程の中で十分に油とスープが乳化されます。
豆腐を入れしっかり味が付くくらい煮込みます。
水溶き片栗粉を入れてざっくり混ぜたら更に2分強火のまま置きます。
片栗粉を入れた後ほんのり焦げるのではないか?くらいの気持ちになる程度です。
刻んだ長ネギを投入してざっくりと混ぜます。
最後に入れることで、あまり火が通っていない長ネギの食感がアクセントとなります。
そして、刻んだ花椒を振りかけます。ホールの花椒を直前に刻むことで、香りが立ちます。
以上
いくつかの重要事項さえ守れば、絶品の麻婆豆腐の出来上がりです。
今日食べた麻婆丼はご飯が油漬けになるくらいの油の量で油をどかして食べてしまいました。
(同席している人がいたらドン引きされるところですが)
中華は基本的に大量に油を使って調理しますが、きちんと乳化されていれば、油っこさを感じず、
むしろ必要なものだったんだと気がつくことができます。
文句言うなら外で麻婆豆腐食べなければいいじゃんと思われそうですが、
麻婆豆腐にはカレーと同じような中毒性や引力があるんでしょうね。今日はつい手を出してしまいました。
でも、カレーと違い、正解が割とはっきりしている分、当たり外れは付き物です。
自分の手でいつでも美味しい麻婆豆腐を食べられると嬉しいですね。